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February 20, 2010

過剰包装と演出の狭間で

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作品を展示・販売させていただく機会が増えることは有り難いことであります。
同時に展示・販売に向けての工夫が必要であるということも回数を重ねる度に感じております。

加えて、環境問題などについて考える学問(産業デザインや人間工学)を多少かじったことがある私といたしましては、なんでも好き放題に見た目さえよければいいというような演出を気質的に受け付けることが出来ないことも拍車をかけて私を悩ませてくれております。
もちろん、これは善玉な悩みであるため、嬉しい悲鳴であることは承知しております。

例えば、過剰演出・過剰包装は見た目を向上させ、
価格も高めに設定しやすくなるという有り難い効果を持つ半面で
おそらくはその後ゴミと化すであろう包装紙・ポリ袋の運命を考えるとなんと言ったらいいのやらといった具合で御座います。

こんな人間として不器用な私が初めて展示・販売の機会をいただいたのはデザインフェスタで御座いました。
その時には今から見ればアホに見えるようなケース(器)に作品を入れて販売しておりました。

例としては納豆の容器や豆腐の容器を洗ってケースにしているといった感じです。

しかし、そのような場合においてもある見方をすれば、
決して環境効率がいいとはいえないのも現実で御座いました。

まず、食べ終わった納豆の容器を洗うだけで結構な量の水をもったいない状態にしてしまったことが挙げられます。

他には、例え私が洗って用意した入れ物であっても、
考えようによっては、それを購入した人にただ単にゴミを押し付けただけであるのではないかという実に小心者ならではの焦燥感に駆られることも度々で御座いました。

もちろん、こんなことばかり考えていたら何もできないということは承知であがいていたのですが、
どうも俗世的になってきた最近は、
そういう悩みもどこへ行ったのか、
次から次へと
新しい試みを行っている現実が御座います。

それはそれでよしというのを前向きと考えるか
ある種の逃げであると考えるか

むしろ、どちらが正しいと決めつけようとする方が本当の逃げなのではないかと……

常に宙ぶらりんの状態にいることは精神的に楽ではない事では御座いますが

私は本当の中庸というのは
むしろこのような状態の事をいうのではないかと感じております。

いわゆる
やじろべえ状態とでもいうのでしょうか

そして気付きました。

蝶風切紙はそのような状態でのみ自由奔放に解放されるのだと。
夢想世界も同様。

今の私はかなり現実的な人間を装っておりますので(笑)、
上記ふたつの作風は仮死状態と化しており、
以前(デザインフェスタ参加以前)の私のブログを楽しんでくださっていた方々がどんどん去っていく様子もアクセス数から推測出来ます。

面白いことに名刺を配る機会が増えるほどに私の場合はブログ力が低下しておりますのでcoldsweats01

ですが、
なんでや…とは思いません。
私自身も最近の自信のブログが面白くないということは痛感しておりますから。

そんな面白みのないブログを見てくださっている皆様になんと感謝すればよいのやら。
同時に申し訳なさも感じておりますが、

こんな中身のないブログでよろしければ今後も宜しくお願い致します。

※その分、活動範囲は少しづつ広がっておりますのでご安心くださいね!
決して、ネガティブな表現ではなく、現状を把握出来ている証拠ですから♪

また、しばらくは作品以外の部分で力を割く必要性から中身のないブログとなることが予測されますが御理解いただけますと嬉しいです。

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Comments

あはは、見栄えとエコの狭間に陥っているって所でしょうか。
このテーマは私もブログで何度か取り上げておりますが、要は「買い手側」の意識次第であるとも言えますよね~。

ブログアクセスと定着率・・・これもまた「志向性」の共感という奴でしょうか(^^;) ブログ訪問って本当にありがたし♪ですよね~。

写真の包装、十分美しいです♪
蝶風切り紙も十二分に美しいです♪

☆とみたや様

お気遣いさせてしまいまして申し訳御座いませんでした(^-^;♪
同時に有難うございます。

既にエコの概念自体に疑問をいだいている部分も御座いますので、この件に関しましては割り切っている部分もあるのですが、やはり捨てること前提の包装に関してはどうしても違和感が残ってしまっているのが現状でしょうか。
ならば包装ごと飾っていただけるようにするにはどうしようかと模索している段階で御座います♪

また、アクセス数に関しましては私はあまり関心がない方で御座いましたが、人前に出るようになってからなぜか気にするようになってしまいましたねcoldsweats01
やはり変な欲が出てしまったからでしょうか……

いずれにせよ、何事にしても分裂気質なものですから、
そう簡単に割り切れないことだらけで御座いますが、
今後もその揺れ動きや常識に対する違和感を糧に創作のモチベーションとしていきたい次第で御座いますsmile

  無駄をそぎ落としていくことも大事ですが、余計なものをたくさん身につけて幅のある人間になるのもいいことです。人間、幅があった方が倒れづらい。
 だいたい我流さんが無駄をなくすを考えたところで目に見えて減らせるほどの無駄がないでしょう。それよりも人生の貴重な時間を無駄にしないように大胆に世界を使うべし。
 所詮人から後ろ指さされるほどの浪費なんて小心者にはできませんから(←これは私のことです)。

☆川合工房様

有難う御座います。
おっしゃる通り、無駄をそぎ落とすシンプルさだけではなく、余計な物を身に付けた複雑さも大切な気がいたします。
また、それは私自身の作風に通じておりますので、如何にゴミを減らせるかを追究することは自己否定につながっておりますね。

かといって、私の作品の繊細さはこの小心者ならでは(笑)のものだと承知しておりますので、
今後もこの繊細さ(臆病さ・笑)を保ちつつも、新たに大胆さも身につけていきたい次第で御座います。

何だか矛盾をいっているようですが、それを超えた更なる高次な矛盾に到達できるように励みたいですね♪

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