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June 02, 2010

当り前の落とし罠

100602
(乙姫単純型)

この展開図を見て少しおかしいと思いませんか?

ですが

これでいいのです。

なんと

オトヒメエビの大きなハサミは

大一脚(一番前)の脚にあるのではなく

大三脚にあったのです。

私は先入観からハサミは大一脚にあるものだと当り前に思っておりましたので、
前回仕上げた乙姫君は大一脚を大きなハサミとして仕上げてありました。

ですが、
オトヒメエビの解説文(ウィキペディアより)を読んで以来、
試作品を作った後も、ずっと違和感を抱き続けていたのでした。

5対の歩脚のうち前3対は先端に鋏がある。 特に第3歩脚は太く長く発達し…… 第1・第2歩脚は細く短い。

んっ?
第1歩脚は細く短いですって……
ということは、
あの鋏の脚は歩脚ではないと言うのか……
ならばと、歩脚の前に大きな鋏を付けるのですが、
すると十脚類ではなくなってしまう……なんということだ。

おそらく、
今私が何を言っているのかわからない人も多いと思いますが、

同時に

あっ、そうなんだ!
と感じていただいた人もいらっしゃると思います。

ちなみに、
私はそれほど甲殻類に詳しくはないのですが、
作品として作り込むという意味ではそれなりに構造を知っている部類に入るでしょう。

ですが、今回のこの構造に関しましては完全に盲点で御座いました。

これでようやく違和感から解放されると同時に
改めて写真を見て「なるほど!」と新鮮な喜びを味わうことができました。

たかがこんなことかもしれませんが、
こういう常識破りな現実って面白く且つ嬉しいですね。

PS
文章を読んで文字的には理解したつもりでいたのですが、
先入観というものはそれをいとも簡単に暗闇に陥れるほどに固定観念を植え付けてしまうもので怖いですね。

夢想生物時代の私ならば固定観念を打破しやすかったのですが、
今の私は皆様も御存じの通りのなまぬる~い人間になり下がってしまっておりますcoldsweats01coldsweats02weep

が、そういう仮面も面白いものですねsmile

勿論、仮面は私ひとりのものでは御座いませんけれども。

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切り折り紙」カテゴリの記事

Comments

おぉ、これは知りませんでした!第二脚かと思っていました。
こういう細かく正確な情報は、やはりそれなりの解説を読まねばいけませんね~。
ネットは便利なのですが、こういう詳細な情報って、意外と掲載されておりませんし、それに辿りつくまでが大変だったりしますね~。
やはりそれなりの図鑑を買おうかな~・・・・と、この頃考えております。

こういう些細なことの発見って、楽しいですよね♪

☆とみたや様

そうですね~♪
テナガエビ系の長い腕が第二歩脚という傾向は知っておりましたが、立派な鋏持ちで、しかも第三歩脚というのは、解説を読んでいたとしても最初はしっくり来ませんでした。

ちょうど私も図鑑を買おうかなぁ~と思っておりましたが、
メジャーな生物よりもマニアックなものを好む私の目当ての生物に限って載っていなかったりと、難しい部分もありますね。

今後も色々なものを観察して、自分の中の常識を楽しみながら壊していきたいですねsmile

そう言えば、第3まで、ハサミ脚って言うエビは多いですけど、一番大きなハサミが、オトヒメは第3ですよね。
ちなみにテナガエビは、第2脚です。

かつて(1994年)、アクアライフと言う熱帯魚雑誌に、作品が掲載された事があるのですが、その時作った中にオトヒメエビとイソスイジエビが。(ちなみに大衆の目に触れた最初の作品です)

先ほど慌てて確認しました(^^ゞ
どちらも大丈夫でした。

私、図鑑マニアでもありますが、形を見るなら学研と小学館の2冊がいいですね。
他には、文一総合出版の「海の甲殻類」、TBSブリタニカの「エビ・カニガイドブック」は、生態写真豊富なので、便利です。

☆Scissorhands様

ありがとうございます♪
確かに第3までハサミ脚のエビが多いですね。
とはいっても、ほとんどザリガニばかり作っておりましたので、他の種類をとりわけ知っているわけでは御座いませんがcoldsweats01

今考えると、先日お会いした際にオトヒメエビのヘンテコリン型を持参していたことがとても恥ずかしくなってしまいました(^-^;

それにしても1994年の時点で本に掲載なさっていらしたとは素晴らしいですね!
当時にインターネットがあれば、真っ先に本を購入していたと思います。

なるほど!!
図鑑の情報もありがとうございます。

文一総合出版の「海の甲殻類」、TBSブリタニカの「エビ・カニガイドブック」ですね。
学研の図鑑は小さい頃に買ってもらったものを大切にしたいので今手持ちのもので満足ですが、上記ふたつの図鑑は名前は聞いたことがありながらもなかなか手が出ずにおりましたので、近いうちに購入してみようかと思います。
今後も甲殻類を色々とこだわっていきたいですので……

また、Scissorhands様のお墨付きということでしたら間違いなしですからね(笑)♪

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