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ムソウザリガニ

ムソウザリガニ

静かに!
あそこに何かがいます。
赤色の何かが…

その「何か」とは、
「夢想湖」に生息するという「ムソウザリガニ」のことなんですよ。
知る人ぞ知るあれですよ、

「水中には敵はなし、陸上生活もまあまあだったが、気がついたら飛べるようになっていた」

という、なんともアンビリーバボーなザリガニ、それが「ムソウザリガニ」なのです。

しかも、
その性能は普通のアメリカザリガニの30倍という、それじゃあ水中に天敵がいないわけですよね。

そして陸上生活。
とはいえ、さすがに水無しでは生きてはいけない。
だが、そこには天敵である冬虫夏草「ザリガニダケ」が存在するのです。
(冬虫夏草とは昆虫などに寄生する菌類のことです)
※そのお陰でムソウザリガニの大量繁殖は上手く抑えられているといいます。

しばらくの間、
陸での生活を満喫していたのですが、そこでの生活にも飽きてしまい、樹上生活に突入します。

そこでは、
「モモンガ」という、例えるのならば「ピンク色の蛾」とでもいうのでしょうか、そんな具合の生物が生息していて、一日中飛んでは食べての繰り返しという、贅沢三昧の暮らしをしているのでした。

それら自由奔放な生活をする生き物を見ているうちに、ムソウザリガニも、
「空を飛びたいなぁ」
そう願うようになり、
気がついたら、なぜだか空を飛べるようになってしまったのです。

喜びのあまり、
空は広いな大きいな~♪

そう感慨にふける余裕もなく、空の王者「イトマキダコ」の餌食となってしまうのです。

そこで、
やっぱり我々には水中生活が一番であるということにようやく気づくことができ、再び水生へと戻っていくのでした。

しかし、
そこはかつての湖ではなかった。

生態系の頂点に位置していたムソウザリガニの自分勝手な行動が、生態系のリズムを崩し、湖から活力を奪ってしまったのです。

そこでは、
かつて「ザリガニダケ」と呼ばれていた菌類が大量繁殖し、その姿はまさしく「ウミダケ」とでもいうのか、もう言葉にはあらわすことのできないくらいの有様なのでした。

こうなってしまっては、もう手立てがない。
いくら夢想の世界といえども、私の手入れが行き届かなかったがために、こんな姿になってしまった。
もう手遅れなのか…

そこで夢想健志(夢想世界創造主)は一つの決心を下すのでした。

「次から創る生物には下手な知恵を与えないようにしよう」

今回のムソウザリガニは、そのためのよい教訓になりましたとさ…

※過去ブログより

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