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ムソウゴキブリ

ムソウゴキブリ

その名も「ムソウゴキブリ」。
夢想郷において絶滅危惧種に指定されている虫です。

地球に棲んでいる人は、
「えっ!ゴキブリにも絶滅危惧種というのがあるの?ゴキブリは物凄い繁殖力があるから…」と、そんな声も聞こえてきそうですが、夢想郷ではこのような現象もあるのです。

夢想郷でも、
かつては「ゴキブリコイコイ」という、いわゆる「飛んで火にいる夏の虫」系の虫駆除製品が大量に出回り、そのあまりにもの殺虫能力に、ゴキブリだけではなく他の生物までに被害が及んでしまうという状況に陥ってしまったことがあります。

このような反省から、
夢想郷の住人たちは極力毒物の使用を抑えるように努力するようになったということですが、時既に遅し、人間の中にも、その毒物が蓄積していたのです。
「微量なら大丈夫」といっても、それが目に見えない間に蓄積すれば「大量」の毒物になるわけですし、他の生物に悪いものは人間にも悪いはずです。

人間を他の生物と別次元の存在とした時点で人類は道を誤ったのではないか…

などと、
偉そうな発言をするばかりでなく、実際に気がついたら行動するしかないと、そうわかっていても愚かな夢想人は行動に移せないのです。

こういうのを「赤信号みんなで渡れば怖くない」というのでしょうが、それもそのはずです。

ゴキブリという、
地球を三億年も生き延びているという真の勝者といえる動物でさえ、絶滅しようとしているという現状は、相当な危機的状況です。

夢想郷の住人はそのことに気づき、
ゴキブリだけではなく、その他の多くの害虫に目を向け始めましたが、おそらくこの試みは失敗に終わるでしょう。
そのくらいに生命というものは微妙なものなのですから。



などというマイナス思考は、夢想郷では受け入れられません。

よって、
夢想郷の住人は今日も明日も毎日、究極のプラス思考で自分の思うままに進むのです…。

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