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ワンダープラント

ワンダープラント

最終的な目的地は決まっているという。

しかしながら、
夢想世界のいたるところを彷徨い歩き続けるという不思議な植物「ワンダープラント」。
永久に大地に根をおろすということはなく、周期的に住環境を移り変えるという不可思議な植物。

現在は砂漠を彷徨っているというのですが、何を思ってそんな過酷な環境に身を置くのか。

確かに、
環境が生命を作り出す。
だが、
同時に生命が環境を作り出すのも事実である。

生命と環境が織り成す変幻自在の夢想郷。

単に環境のみが生物を作り出すということに固執してしまえば、生命は単なる物体でしかない。
生命がそこから一人歩きして、予測不可能な反応を見せてこそ夢想郷の多様性は輝きだす。

これを創造性というのでしょうが、大地はその創造性を基本的には温かく見守ってくださる。

偶然の如く生まれた必然な命が、偶然と必然を背中合わせにしながら歩みだすということは、なんと素晴らしいことか。

「ワンダープラント」の目的は私にも夢想学者たちにもわからないが、意識的無意識の赴くままに歩み続けるのだろう。

先人は、
「自身を確立しないものは、環境の奴隷である」という類のことを述べていますが、この不思議なありえない植物の存在が、夢想人の心に1つの炎をともすと共に、また1つの炎の終焉をもたらしたということは目に見えない事実であるようです。

ところで「ワンダープラント」よ!
あなたは今砂漠におられるようだが、ラクダでいうこぶのようなものを持っているのかね?

そう問いかけた時には、既に「ワンダープラント」の姿はなかったという。

※ブログより引用

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