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コッキクワガタ(VER.E)

コッキクワガタ(VER.E)

進歩退歩を繰り返すと共に、
ハンギャクワガタ、レジスタンスタッグビートルなどなど……
いくつもの名前を宿しつつ今日に至る夢想世界のクワガタムシ。

その名も、いまは「コッキクワガタ」。

大顎が逆に反っている夢想世界のオモロー!な、いえ、意味深なクワガタムシです。

大顎の力は強いのですが、環境ホルモンの影響か、二六時中顎をつっているらしく、そのお陰で闘争心は減少し、けっこう平和に暮らしているらしい彼ら。

ですが、そんな彼らも、万一天敵が現れようものならば豹変するのでしょう。
そうでなければとっくの昔に全滅してしまっているはずに違いない。

その場合の闘争本能はどこで磨くのでしょうか?
競争意識があるからこそお互いが進歩するのではないのか?

ふーむ………

どうやら彼らは常に己自身と格闘しているらしいのです。

そうなのです。
彼らの自慢の大技「ジガクラッシャー」や「ジギャクラッシュァー」を駆使して日々自らの内面と闘っているのです。

その後に残るものは何だ!
屍か、或いは……

いいえ、せっかく耐え凌いだのだから、或いはいまだ進行形なのかもしれないけれども、その痛みや悲しみを他の個体への慈しみ、いたわりへと質を変化させることで、優しさという力に変え、それがまた己自身にとっても救いとなるのではなかろうか……

答えはいまだ見えずとも、或いは永遠に見えないかもしれないが、いずれにせよこの「克己」を目指すクワガタムシ達は天寿を全うするはずです。

その未来を暗示しているかのようにも思われる「螺旋八の字型にクロス、そして、ロックされた大顎」が解き放たれるその日まで、コッキクワガタの闘いは続くのです………

※2008年11月19日更新(旧バージョンより)

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