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タイシャクワガタ

タイシャクワガタ

こちらにおられる方が「タイシャクワガタ」様であります。

しかし、
アシュラクワガタに聞いていたイメージとは程遠い現実がそこには待ち構えていました。

あれほど凶暴なアシュラクワガタを、いとも簡単に打ち負かしてしまうのだから、さぞかし恐ろしい存在なのだろうと思っていたのですが、「タイシャクワガタ」は実におとなしいクワガタムシでありました。

大顎は短く、それほど鋭いとげもなく、その代わりに随分立派な触覚をお持ちでしたが、それはまさしく後光のようでもありました。

私が恐る恐る近づくと、その後光の如く触覚は光を放ち、私に敵意がないということがわかると光がおさまるのであります。
それにしても、この風貌からは、あの仰々しい大顎を持つアシュラクワガタをどうやって追い払ったのかが想像すらできません。

そこへアシュラクワガタが登場したのでした。

私は偵察もかねて、しばらくその戦いの様子を眺めることにしました。
しかし、両者ともピクリとも動きません、いったいどうしたことか、そう思った瞬間、アシュラクワガタが猛烈に襲い掛かったのでした。

そのあまりにもの衝撃に、私は目をくらまされてしまったのですが、その衝撃とはアシュラクワガタのものではなく、タイシャクワガタの後光なのでした。

私の目が明順応した時にはすでにアシュラクワガタの姿はありませんでした。

「またいつかあらわれるのでしょう」
そうタイシャクワガタはいっていましたがどういうことなのか?

タイシャクワガタ曰く、
「私は彼を敵だとは思っていませんよ。でも彼にとっての私はよい目標である、そこで無視をしたら可哀相じゃない。だから、彼が成長の余地を残している限りは適当に相手をしてあげているのよ」
だから、
「仏の顔は三度」なんてけちなことは言わずに、「仏の顔は無限」なのよ。
ただし、条件付きだけれどもね。

というわけですから、
皆様「条件付き」という言葉にはくれぐれも注意しましょうね。

※ブログより引用。

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