t-kdayo.cocolog-nifty.com > 夢想生物大百科(弐)

…ゼミ(夢想蝉の一種)

…ゼミ(夢想蝉の一種)

東京の、
それほど都会でもない地域ですら、いまだに蝉の鳴き声がしません。
もう八月になろうというのに…
(八月に入りようやく鳴きはじめました)

それはさておき夢想郷のお話。

そういえば、
地上の蝉は鳴き声に応じた名前が付けられていますよね。
「ミンミン」だとか、
「ツクツクホウシ」とか。

「アブラゼミ」の場合は「ジージー」と鳴くから「ジジイゼミ」、なんてことをいうと失礼に値するから「アブラゼミ」かぁ…、それでも十分失礼だと思いますがね。
あと、
「クマゼミ」の場合は少し事情が異なり、鳴き声の通りにすると「シャアシャアゼミ」。
しかし、
それでは人間に逆襲する恐れや、或いは赤色か金色にカラーチェンジする必要があるので…

これ以上しゃべると(書くと)話がそれますのでやめますが、とにかく上記のことは真に受けないで下さい。

再・閑話休題。

今回の夢想郷の蝉なのですが、
実は鳴きません、というか鳴けません。

夢想郷の住人は自然の音を騒音だといって受けつけませんから、いつの頃からか自然の音というものがなくなってしまったとかなんとか、そのあたりは矛盾した世界ですからなんともいえませんが、とにかくわけわかんない…といった現状です。

ですから、
蝉の名前を付けるにしても、なにせ鳴きませんし、あまりにも種類が豊富すぎるのもですから、研究者の方々もお手上げというわけです。
「もうどうにでもなれ」
そんな心境なのではないでしょうか。

ムムッ!

しかしそれでは蝉はどうやってコミュニケーションをとっているのだろう?
人間には聞こえない周波の音を駆使しているというのだろうか。
或いは匂いを頼りにしているのか。

いや待てよ、
夢想郷はいまや人工臭によってコントロールされているから、自然界の生物は匂いを便りにはできないはず。

ウーム…

彼らは人間と違い、
環境を自らに適応させるのではなく、
環境に自らを適応させているのだから、
常に進化の連続である。
しかも世代交代も早いから尚更だ。

進化の方向性が異なる我ら「ニンゲンモドキ」が、自然界のありえない進化の仕方を理解できるはずが無い。
そういう謙虚さを持った数少ない研究家に夢想郷の未来を託すしかないのか。

鳴かない蝉は何も教えてくれない…

※ブログより引用


| トップページ |