t-kdayo.cocolog-nifty.com > 夢想生物大百科(弐)

草履虫

草履虫

夢想郷の「草履虫」です。

夢想郷では靴を利用せず、
物心ついたときから自分にあった草履虫を探すのです。

自分にピッタリの草履虫が見つからない場合は裸足で過ごす事になるのですが、その間に足の裏が鍛えられることになりますので、別に見つからないからといって卑屈になる必要はありません。

私も自分にピッタリの草履虫を見つけるために奔走したのですが、なかなか自分にあったサイズの草履虫を発見できません。

その間、私も多くの夢想人も、

裸足のままコンクリートを歩き、
砂場を駆け、
木に登り足に木片が刺さり、
どぶ川に足をとられ、
捨てられた空き缶を蹴飛ばし、

気がついたら足は傷だらけで、
しかし足の感覚が麻痺したのか痛みはなく、
ようやく草履虫を見つけたかと思ったらそれは「ムソウゴキブリ」だったりして…

もはやあきらめようかとそんな時、

ふと足元を見ると、
なんと一匹の「草履虫」が横たわっているのです。

傷だらけの姿になって…

おそらくこの「草履虫」はどこかしらで私の足を見つけ、そして、私の足を保護してくれていたのでしょう。

ただ、
私が自分のことに一生懸命で気がつかなかっただけ。

この経験をしてからというもの、
私は日常生活においての、
例えば、
破れた靴下やシャツなどを、

「穴があいたから捨てちまえー」

と、
そう簡単に割り切ることが出来なくなってしまいました。

草履虫さん、
ごめんなさい。
そして、
ありがとう御座いました。

※ブログより引用

| トップページ |