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カニクワガタ

カニクワガタ

「夢想郷の生物とか言いながら、クワガタムシばかりではないか!これじゃあ単なる馬鹿の一つ覚えだろ」

いやー、まったくその通り…ではなくて、
そういう声が私の内部から聞こえてきますが、仕方がないでしょ。
私は夢想郷の昆虫学者で、しかもクワガタ部門に特化しているのですから。

それはさておき、
今回紹介しますのは「カニクワガタ」。

このクワガタムシは、
夢想郷で1、2を争う人気食品「蟹栗芋コロッケ」の素材のひとつであります。

なぜクワガタムシが蟹代わりなのだ?

夢想郷では、
蟹の多くが絶滅の危機に瀕しておりますので、捕獲禁止となっております。

その間に夢想ハンターの方々には別のお仕事をしてもらうことにして、例えば「環境・生物学」などの仕事をしながら別の視点を養ってもらうことにしております。

夢想郷では、
このような緊急時に備えての「複業システム」を成立させているのであります。
副業ではありません。

夢想郷では生態系の乱れから、
みんなが現在の職業を、目先の利益のためにと励んでしまっては、「仕事どころか生命が滅んでしまう」ということを自覚して、いざという時にひとつの職を失っても困らないようにと、「複業」を課しているのであります。

最初はそんな上手い具合にいくものかと、多くの夢想人がこのシステムに反発していたのですが、みんなの命には代えられないということで徐々に慣れていくようにしたのだそうです。

このような状況に即座に適応できた夢想人もおります。
詳しくは述べませんが、
彼らはそれ以前はどちらかというと世間から冷たい目で見られてきたタイプの人たちではありますが、彼らはわかっていたのでしょう。

「これからはいかにして抑えた生活に慣れるようにするか」
そして、
「蟹栗芋コロッケのような存在になるにはどうすればいいのか」ということを。

そこでは小細工よりもいかに夢想人としての本質を保てるかということが勝負となるようです。

このような非常時を如何にして乗り越えるか。
常識では適応できない未知の世界。
最初は恐怖の連続でしょう、何をしたらよいかわからないでしょう。

その一環としてクワガタムシの味に慣れるという試練などがあるのだそうです。
(ふーん、さっぱりわからん!)

※ブログより引用

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