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フックワガタ

フックワガタ

永遠に大人にならない少年の物語『ピーター・パン』。
その中に登場する敵役の海賊「フック船長」。

物語のクライマックスで、
ピーターパンに敗れたフック船長がゼンマイ仕掛けのワニ(チクタクワニ)に食べられてしまうことで物語が終結していく。

……といった内容の記憶がありますが、私はなぜかピーター・パンには賛同できませんでした。
むしろ、
最後に「何か一言」を残して滅んでいくフック船長の方に何か得体の知れない感情を覚えた記憶があるのです。

その最後の一言を忘れてしまったので、
ウィキペディア百科事典の力を拝借したところ、こうありました。

「丸腰の者を蹴ってとどめを刺すとはどこまでも人間としておとる奴。勝負ではおまえに負けたが、人間として俺は勝ったのだ」

私の記憶に(薄っすらとでも)あるであろう言葉がこのような内容であったかどうかは定かではありません。

しかし、
小さいときから何事も完全には信じることが出来なかった私としては、

「はい、ピーターパンが勝ったから正しい」

などとはけっして思えなかった。
むしろ、
フック船長の方が何か大切なことをメッセージとして残しているのではないかと、そんなことを考えてしまうんですよね。

機械のようなワニに飲み込まれていくフック船長。
そして、
最近はやり(?)のピーターパン・シンドローム(大人になりたくない症候群)。

などなど……

小さい頃に読んだり見たりした作品の内包するスケールの大きさというものは、わかりやすく(簡単に)見えるからこそ、うっかりするとその落とし穴にどっぷりとつかってしまうことになる。

そんなものが多かったのではないかと思うんですよね。
おそらく著者ですら気づいていない(かもしれない)部分…国語のテストごときでははかれない部分。

「感受性型の国語能力」はあるのに国語のテストが苦手な人たちがいますが、それはある意味では当然なのかもしれないなという考えを、私はもっています。

そんなことよりも、

あーあ、
「フックワガタ」の説明がどっかへいっちゃった。
でも、まぁいっか。
調査員は白羽暮益君だったし……

※過去ブログより(一部変更有)

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