t-kdayo.cocolog-nifty.com > 夢想生物大百科(弐)

M・S・S・B

M・S・S・B

名は「マンモスティラコサウルスタッグビートル」という。
やけに長ったらしい名前だなぁーという、そんなことはさておき、

「そもそもキマイラというのは順列組み合わせの数だけ存在するにもかかわらず、記憶に値するキマイラはわずか数百種にすぎない。なぜなら想像の翼だけでは夢想生物は飛び上がることが出来ず、美意識・思いこみ・思想・歴史といった部妙な風を翼に受けて初めて飛行が可能となるからである。
 MSSBはそのようなキマイラ界にあって独自の美しさをたたえた清逸なる一品である。この美が何によって来るか私には解き明かすことが出来ない。前脚の異様にのびた末節はなんのためであるのか、交尾に使うのか。戦闘には不適と思われる優美な大顎ならびに頭部から張り出した角竜の襟飾りのごときものはメスに選ばれるためのディスプレィならびに脅しのそれとして進化したものか。マンモスの鼻を思わせる口吻は彼らの食生活に関連するものか。彼らの生態が不明である以上全ては憶測にすぎない。
 本標本はコレクター熱を呼び覚ます貴重にして希少な標本である以上に、想像を超えた生物学的ニッチェおよび造化の摂理を我々に示すものとして関心の集まるところである。今後の研究の成果が待たれる」

………

おおー、何だか普段の解説とは違い、
知的且つ洗練されたこの文体はいったいどんな方によるものなのだ!!!

そう思ったあなたは鋭い!!!!!

実をいうと今回の解説員は、いつもの解説員とは一味も二味も違うのだ。

その名も川合解説員……
彼(先生)はその奥深い知識と経験、そして未知なる力+αを身に纏い、混沌とした夢想世界を切り開くためのメス(内視鏡かもしれない)を入れるのです。

以後、定期的に知的な雰囲気をうかがわせる文章であった場合は、間違いなく彼(先生)のものによるといっても過言ではない、そう察していただければありがたいです。

※「」内は川合先生のコメントを引用させていただいたものです。
(一箇所のみ文字を入れ替えていますが、それは「空想」→「夢想」です)
川合先生素晴らしい解説を提供してくださり、どうもありがとう御座いました。

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