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スフィンクスタッグビートル

スフィンクスタッグビートル

(む、無理がある……)

カクタスタッグビートルをなかなか発見できずにいる苛立ちに加え、この広大な夢想砂漠を36秒間も水分補給なしに動き歩いている私は少々脱水気味になり、意識が朦朧としてきた……

と、そこへ現れた得体の知れない生物。

もっ、もしやこれがあの噂の「スフィンクスタッグビートル」なのか?
(そ、想像以上にいい加減な形をしている……)


「黙って聴いていれば、いい加減とか無理があるとか、この私を前にしてその態度は何だ!」

も、申し訳ありません。
素直なもんですから、ついつい本音が出てしまいました。

「まあいいだろう。貴様の減らず口もせいぜい今のうちなのだからな」
「今からひとつ問題を出す。それに答えられなかったら、私がお前のその体を乗っ取ってやる。長いこと座っていて足がしびれているところだった。ちょうど良い所にお前が来てくれて助かったよ」

わ、わかりましたから、早く問題を出して下さいよ~。

「フッ……では、問題だ。朝は自然物、昼は人工物、夜は半々で、口は便利で、もっとも足が多い時に弱いものは何だ?」



そんな自分勝手な問いに答え何ぞない!
たとえあったとしても、
それは各々の中にある。



………その後、彼がどうなったのかは誰にもわからない………
(by白羽暮益)

※August 25, 2007(ブログより)

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